富良野市を巡る旅 富良野岳と原始ケ原湿原


□ 富良野岳に登ろう

 富良野駅からバス麓郷線で「布礼べつ別」下車。ここから登山口までは七キロほどあるので、タクシーを利用した方が便利。布礼別から標識に従い北東に延びる砂利道に入り一本道を布部川沿に進むと終点の「ニニウの森」広場につくがここが登山口。登山者名簿に記入して富良野岳に向かうが、途中の原始ヶ原までは二つのコースがある。滝コースガイドマップがおいてあったが・・・滝の名前が看板は異なっている部分が気になるが。

□ 富良野岳

 活火山十勝岳の火口を眼下にのぞみ、大雪山系の最南端に位置する標高1,912mの秀峰です。樹齢200〜300年のアカエゾマツ、トドマツの原生林を形成し、夏にはツルコケモモ、ヒメシャクナゲ、チングルマなどが咲き乱れる十勝連峰中で最も高山植物の宝庫な山です。登山コースには、数多くの滝がかかる布部川沿いの滝コースと林間コースがありますが原始ヶ原湿原で合流し山頂に向かいますが、目的の山が常に前に聳えているコースです。頂上からは大雪山連山、富良野盆地、遠くには日高山系の眺望ができます。さらに、エゾシカ、キタキツネ、ヒグマなどの野性動物をはじめ、天然記念物のクマゲラ、生きた氷河時代の化石といわれるナキウサギが生息する学術上貴重な山。上富良野町十勝岳温泉からも日帰り登山が可能。

□ 原始ケ原湿原

 大雪山系最南端に位置し今なお火山 活動を続けている十勝岳の隣にそびえたつ秀峰富良野岳の中腹一帯にあり、面積は1.000haにも及ぶ高層湿原です。富良野岳登山口から約4km、布部川の源流で樹齢200〜300年を誇るアカエゾマツ・トドマツが群生し原生林を形成しています。雪解けにはミズバショウ・ツルコケモモ・ヒメシャクナゲなどの高山植物が咲き乱れる自然の宝庫です。また途中には、不動の滝・ 錦糸の滝・二段の滝・蒼天の滝・昇竜の滝・赤岩の滝など7つの滝があり、春のツツジ、秋の紅葉とともに四季を通じて自然を満喫させてくれます。湿原の最奥に五反沼がありますがガイドなしに沼にたどり着くには相当の経験と読図力が無いと無理でしょう。北海道を代表する秘境のひとつであることは今も変わらない。湿原も滝コースも夏草が深くなるとコースが判りづらくなります。

□ 林間コース

 1981年8月下旬台風により、森林は壊滅的な打撃を被ったがその風倒木の処理のため作業林道が森林の奥深くまで造られた。おかげで所要時間はかなり短縮されたが登山口からすぐ作業林道が続き、炎天下なら木陰がなく苦しいが途中に『天使ノ泉』という名の水場があるので助かる。布部川三ノ沢手前で作業道は終わり、山道らしくなって広原ノ滝の上で『三ノ沢』渡り森の中の急斜面を登ればすぐ原始ヶ原に出て滝コースと合流する。三ノ沢には広原ノ滝や以外にも滝があるがコースからは見えずただ滝の音が聞こえるだけ。

□ 天使の泉 ニングルの森 富良野市上布礼別

 原始ヶ原湿原と富良野岳登山コースの林道脇にある。石が積み重なった斜面に一個所だけぽっかり穴があいていて、その底に奇跡のように水が流れている。その水がどこから来てどこへ行くのか誰も知らない。登山口から徒歩30分の距離なので散歩気分でアプローチ可能。途中に銀河の滝と原始不動の滝がありますが不動の滝は気軽に立ち寄り可能。
◆富良野市上布礼別 富良野岳登山道沿い

□ 富良野岳に登ろう 滝コース

 布部川沿いのコースだがコースはわりと整備され、時間はかかるがこちらのコースが変化に富んで面白い。滝だけ目当てに訪れる人もいる。登山口先の分岐を右に入り、布部川右岸沿いの道を清流を楽しみながらたどると最初は「原始銀河の滝」ついで丸木橋で対岸に渡り程なく「不動ノ滝」そして「二段ノ滝」と本流にかかる豪快な滝が続く、支流の三ノ沢に懸かる「蒼天ノ滝」は初めて高さを感じさせる滝だ。次から次ぎへ出現すると大小の滝を楽しみながら進み再び右岸に渡りしばらく行くと右から五ノ沢が出合い、渡った所が分岐となる。本流沿いに直進して10分ほどの所に布部川最奥の名瀑「赤岩ノ滝」がある。分岐を左折すればすぐ「昇竜ノ滝」で(地図では勝竜ノ滝)、滝を横目に急斜面を登り切ると原始ヶ原へと入っていくが五反沼コースに合流したあと西に向かって踏み跡をたどり、林間コースに合流、合流点から富良野岳に向かってしばらくの間は概ね湿原を歩くことになる。ヒメシャクナゲ、タチギボウシなどが多いが中でも歪性化したアカエゾマツが見事な景観を演出している。緩い傾斜で続いていた湿原も標高1200㍍あたりで切れ、疎林下の笹原へと入っていく。刈り払われていなければブッシュ漕ぎ同様となることもあるがこれを越えると小さな沢形に沿った道となり、小規模ながらお花畑が出現し、チシマアザミ、トカチフウロ、エゾウサギギクなどが咲き競う。登るうち沢形は消え、火山れきの急斜面となり、足元が不安定で登りづらくなってくる。イワブクロやウスユキトウヒレンなどを見ながら小さなジグを繰り返すと上部のハイマツ帯に出、ここから大きなジグで登りつめると稜線に出る。ここまで登れば頂上まであとわずか、遥か下に広がる原始ヶ原を足下に花の稜線をたどり頂上に。
◆コースタイム (日帰り装備)
◆滝コース 登り 5時間30分 下り 3時間50分
◆林間コース 登り 4時間30分くらいかな・・・

□ 原始の泉

 2002年頃にできた新しい名水スポット。家庭用の流し台が置かれただけの殺風景な所だったが、いつの間にか岩にパイプが組み込まれ、勢いよく湧き水が流れ出していて水汲みには便利。初夏にはルピナスが咲いていて雰囲気も明るくなった。この付近には他にも湧水地があり一大湧水地帯を形成しているようだ。位置的には布礼別川の水源になるようだが、付近には山のように積み上げられた石があちこちに有り目立つ。上富良野側からはペペルイ零号線を直進する。道は一部ダートになっているがすくに舗装になる。台地を下りきった所の左側に小さな看板が有るので見逃さないようにしてください。広いスペースの広場があり駐車には困りません。
◆富良野市ペペルイ 富良野市市有林内

□ 西瓜峠

 西達布市街から川松沢川に沿って延びる林道に入り路なりに進むとまもなく舗装は途切れる。林道には西瓜峠(すいか)という名前の峠が有るが、最初は別な呼び名が有るのだろうと思っていた。そのまま西瓜というまさしく珍名の峠なのだと知ったのは『北海道観光大全』のホームページである。さすがは地元出身なだけに非常に詳しい解説付きである。道はフラットなダートで意外と走りやすい。川松沢川での釣りは水量が少なくあまり期待できません。紅葉を楽しむくらいですね。


☆倉本氏監修「北の国から」ガイドブックが富良野のガイドブックとしてもお勧めです☆


原始ヶ原湿原 原始ヶ原湿原 登山道際の花 登山道際の花 登山道際の花 滝コース
正面は富良野岳だ 吊り橋 時期をはずすと無い事も

※原始ヶ原コースで富良野岳登山の時はベースキャンプに中富良野町の『星に手のとどく丘』キャンプ場の利用が良いでしょう!


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