| □ 日本最後の秘境 |
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知床はアイヌ語で台地の端という意味。オホーツク海に突き出した半島は原生自然持つ地域として、その保全を目的に1964年に国立公園の指定を受た。知床半島は長さ70km、基部の幅が25kmの細長い形をしている。中央部を縦走する山脈は千島火山帯に属し知西別岳から知床峠、最高峰の羅臼岳(1,660m)活火山の硫黄山や知床岳を経て知床岬へと火山列が続き、これを境に西側はオホーツク海、東側は根室海峡の海岸線で指定面積は38,633haとなっている。山稜部は、ハイマツを主体とする低木林に覆われ山腹は針広混交林が広がり、海岸線は火山の山麓が海蝕により複雑で豪壮な景観をみせてくれる。特にオホーツク海に面する斜里町側の海岸線は100mを越える断崖が連続、フレペ、カムイワッカ、カシュニなどの滝が直接海に注ぎ込む、海鳥類のコロニーなども知床らしい景観だ。知床半島にはヒグマやエゾシカ、オジロワシ、オオワシなどの大型野生鳥獣など多様な野生生物が生息している。最後の国立公園、最後の秘境と言われる所以だ。 |
| □ 世界自然遺産・知床 |
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最後の秘境知床と呼ばれる事が多かった知床は世界遺産登録されたが、世界遺産にはさまざまな国や地域に住む人びとが誇る文化財や自然環境などがあり、地域や国境を越え次の世代に受け継いでいくべき人類共通の遺産なのです。知床の登録区域は、斜里町と羅臼町内の生活圏を除き、知床国立公園と知西別岳の更に西方にある遠音別岳周辺までを中心とした地域に海岸部周囲3kmを含んだ総面積71.100ヘクタールと、国内最大規模となります。世界自然遺産に登録されると言う事は、知床の価値が世界に認められたという喜ばしい事なのですが、同時に世界遺産の維持、回復に責任を負うという事にります。別な言い方をするなら緊急に保護が必要なほどに知床の自然は破壊され続けてきたという事の証明とも言えます。農林産業としてもはや利用価値の無くなった知床を今度は観光で利用する考え方では、観光地としての将来は見通しは暗いものに成らざるをえません。知床の最大の魅力は原生の自然と生態系が残されて初めて輝くものだからです。では知床の現実はどうでしょうか、どのようにしても人が踏み込むことの出来なかっ険しいた所だけにひっそりと原生の森が残っているだけです。森の殆どは人の手が入ったあとに残された森で、知床林道は大規模な森林開発の名残でしょう。人の手が入った森は二度と元に戻すことは出来ませんが近づける努力は出来る、今知床に必要なのはそういう努力ではないのかと思います。それでもなおシマフクロウやヒグマなどの野生動物が人間の生活圏から離れて生息出来るという貴重な自然が残されている。鮭や鱒が遡上できる河川も多いが、殆どは管理された河川で、陸の生態系の頂点のあるヒグマが遡上するサケ・マスを自由に捕獲できるのはテッパンベツ川くらいで、知床の生態系は今にも崩壊寸前の脆さを併せ持っている、砂防ダムの撤去が登録に際して条件として加えられたのは当然の結果でしよう。知床岬のには古代の遺跡があり、松浦武四郎がこの地を訪れた時にはコタンが存在した。近代まで人々の生活がここにあり、多くの伝承が残されている地でもある。岬先端部で保護されるべきものは廃村跡に出来た二次的な自然などではなく、かつて此処に住んでいた人々の残した伝承や遺跡ではないかと思うのだが。 |
| □ 知床博物館 |
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斜里町は豊かで過酷な自然条件の町。斜里町の知床には、貴重な自然環境が残され、そこで暮らしてきた人の歴史がある。知床博物館はそれらの調査や研究を行い地域の生活に根を下ろした活動を続けていて、地質から先史時代、先住民、自然の中での生活の厳しさや知床半島の生い立ち、野生動物、植物の生態などを模型や映像で紹介してる。傷病鳥獣保護のための施設ほか、自然観察のできる野外観察園があり、観察園内には高山植物園、野草園があるほかエゾシカやオジロワシ、オオワシなどを飼育。豊富な展示物は様々な角度からの知床を実感させてくれる。知床に関する資料は知床博物館と知床自然センターで殆ど揃うでしょう。テーマー別の書籍出版なども知床を知る上で貴重な存在です。平成5年には姉妹町沖縄県竹富町友好都市青森県弘前市との友好都市交流記念館が隣接して誕生。両市町の自然や文化を紹介するとともに「知床ねぷた」を保管展示している。 |
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□ 知床自然センター |
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ウトロ市街から約5kmの知床自然センターは知床峠と知床五湖への分岐点に位置する。この一角には自然センターのほか、知床100平方メートル運動ハウス、鳥獣保護区管理センターなどがあり、フレペの滝への遊歩道の入り口になっている。知床自然センターのお勧めはダイナビジョン「四季・知床」。幅20mの大型スクリーン一杯に広がる原始の自然とそこに繰り広げられる野生のドラマ。険しい地形に阻まれて入ることの難しい奥知床の自然を「ワシの目」になって堪能できること。またセンター内には、喫茶・レストラン、売店、知床に関する出版物販売コーナーなどもあり、自然情報掲示板やロビー展・スライド上映などの館内企画や、自然体験・歩くスキーなどネイチャーセンターとしてのサービスも有る。自然を楽しむためには自然を知ること、守るべきルールを知ることも肝心。まずここで、知床の情報を入手して出かけたらよいだろう。 |
| □ 100平方メートル運動の森 |
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斜里町によって展開された『知床100平方メートル運動』に関する展示ハウスです。運動に参加された方の御名前の掲示と運動に関するパネルなどが展示されています。知床100平方メートル運動は知床国立公園内の開拓跡地の保護と保全のため1980年より斜里町によって開始されたナショナルトラスト運動。『知床で夢を買いませんか』をキャッチフレーズに、民有地買い戻しのために広く寄付を募り1997年3月末をもって(参加者人数49.024人、目標に到達し、募金終了となったが続く1997年4月からは新たに『100平方メートル運動の森・トラスト』が同町によって開始され現在継続中。原生により近い形での森林の復元、また教育普及活動などが目的とされている。※100平方メートル運動の森・トラストの受付について:斜里町役場及び知床自然センターインフォメーションにて受け付けている。※2007年現在も寄付は続いてあるという・・ |
| □ 知床自然観察教育林 |
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知床自然観察教育林は面積376haで、知床横断道路沿いに位置し、知床国立公園内にある。自然の観察、教育、森林の機能の学習の場として、国民が森林の役割について認識を高めることを目的としている。同じ目的の森は各地にあるが知床の自然観察教育林はきわめて樹木の種類が豊富で、ミズナライタヤカエデ、ダケカンバなどの広葉樹とトドマツ、イチイなどの針葉樹がモザイク状に混在し、知床半島の自然が凝縮された形で残されている。特にオホーツク圏でも珍しいエゾユスリハの群落が生育し興味深いところだ。ポンホロ沼、幌別川にかかる滝、原生の樹林、可憐な花、野鳥たちのさえずり等、常に新しい発見ができる自然からの贈り物です。幌別川は知床でも数少ない鮭、鱒の自然産卵が見られる貴重な存在の川です。知床森林センターでは、自然観察教育林で自然観察会が時々行われています。1人で不安な時はここで。 |
| □ 知床の野生動物 |
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知床の魅力は原生の自然のほかに野生動物との出会いだろう。春先は海岸付近には鹿が群れになっていて道をふさがれることもある。放牧された牛のように牧草地いることも多い。秋になると鷲の仲間が渡ってくる。知床は北海道ではヒグマの生息が群を抜いて多い所でもある。食物連鎖の頂点に君臨する大型哺乳類が生息できる環境に「野生の楽園」の一端を垣間見ることが出きる。ヒグマとの遭遇を避けるには |
| □ ホエールウオッチング |
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根室海峡からオホーツク海にかけて早春はシャチ、春から初夏にかけミンククジラ、夏から秋にかけてマッコウクジラ、ツチクジラ、ゴンドウクジラなど。イルカの仲間ではイシイルカ、ネズミイルカ、カマイルカなどが見られることも有る。特にまだ流氷のなごりが見られる早春、運がよければだがシャチの大群を岸から見られるかも、沖に氷が残り開いた水路を通るため岸近くで見られるチャンスがあるということなのだが、海流と風と運に恵まれる幸運は滅多に無いがヒグマに遭遇するよりは確率は高いかも |
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