斜里町と宇登呂


□ 以久科原生花園

背景は知床連山 斜里市街地から約4km程の所にあるオホーツク海沿岸に沿って広がる広大な原生花園です。原生花園ではエゾスカシユリ、ハマナス、エゾカワラナデシコ、センダイハギなどが四季ごとに咲ききそいます。特にエゾカンゾウの大群落は見事です。周辺には散策路が整備されていて知床連山を背景に記念撮影のポイントにもなっている。草原性の野鳥が数多く生息し、野鳥観察にもお勧め。蝶の種類も多くたのしめます。知床連山が一望できのもここならではのものですね。

□ 斜里岳

 斜里岳は、知床連山と尾根続きでは有りませんが、半島の基部に位置する山。以久科原生花園から見た斜里岳は「北のマッターホルン」というほどに高く険しい名峰斜里岳が目前に。アイヌ語でオンネヌプリ(大きい山)と呼ばれていた斜里岳は、特に斜里町市街から見ると、すそ野が広がり威風堂々として美しい。登山口は清里町になります。

□ 旧国鉄根北線越川橋梁

 1940年に完成した越川橋梁は全長147m、高さ21.7mの10連のコンクリート造アーチ式橋梁で、鉄道橋梁としては道内最大のもの。鉄筋を使用しない構造に戦時下の建造物の特徴があり、当時のコンクリート建築技術を伝える建造物として文化庁登録有形文化財に指定されている。国道244号線の工事で橋梁が2本撤去され現在の姿になりました。斜里から越川間は昭和32年に根北線として開通したが、越川橋梁までは線路は延びることなく一度として使われることのなかった。橋の中には人柱が使われているという話もある。

□ 朱円ストーンサークル(環状土籬遺跡)

 円形の土手が巡らされた台地に円形状に石が並んだストーンサークルは北海道以外では例のない珍しい遺構で縄文時代後期の遺跡と考えられてる。ストーンサークル築造の目的は墳墓と云うのが一般的見解ですが、UFOとの関係を云う人もいたりして、真相は謎に包まれています。朱円のオクシベツ川手前にA号(直径28m土手の高さは70cm〜1m、内部には、直径5m、内径3.5mの集石群)とB号(直径32mの内側にも径2m程の集石群)の2つがあり、北海道の文化財に指定されています。斜里町のミステリーゾーンですね。
斜里町朱円 斜里駅より斜里バスで朱円西区下車 徒歩

□ オシンコシンの滝

半島で最初に見る滝 宇登呂より斜里側に約5kmの、オシンコシン岬基部より落ちる水量の多いダイナミックな滝だです。双美の滝とも言ったようだが台風のせいで2条から3条の流れに代わり高さ約80mの断崖から落下しオホーツク海へと注いでいる。売店とトイレ完備の大型駐車場があり、釣りと気楽な滝見が出来る。壮大な滝の景観を、水しぶきを浴びながら楽しんでください。旧国道を登り上から見る滝の景観もお勧めですね。

□ 三段の滝

 オシンコシンの滝より宇登呂に向かって1キロほどの地点に三段の滝がある「元は三重の滝といっていたが」駐車場があるが観光バスは止まらずに通過するので静かな滝見物が可能だが、前浜に出て釣りをするのにも重宝な所です。

□ 知床の奇岩とゴジラ岩

 宇登呂港に向かうと姿をあらわす、高さ15メートルほどの岩で、その形からゴジラ岩の愛称で親しまれている。元々は海底火山の溶岩が水に触れて(ハイアロクラスタイト)出来た地層の硬い部分が浸食に耐え残ったもの。知床岬先端部にはハイアロクラスタイトの地層が広く分布(知床層)し奇岩も多くなる。地下の割れ目に沿い上昇してきた溶岩が固まったものを貫入岩と云うようで、規模が小さいと解りやすいが、大きな岩は判りづらい事が多い。オロンコ岩と三角岩は元々は一つの貫入岩で岩の弱い部分が浸食され今の形になった様ですね。

□ 宇登呂の奇岩

 亀のような形に似た岩岬、チャシコツ岬には、オホーツク文化期の縦穴住居跡群がある。展望台のあるオロンコ岩は高さ58m、学術自然保護地区に指定された岩は急な階段を登りながらモイワシャジン、イワベンケイ、センダイハギ、エゾノヨモギギクなど岩場の植物が観察できる。オオセグロカモメのコロニーがあり全身褐色の雛は可愛いが親鳥に注意を。ウトロ漁港近オロンコ岩をトンネルが通り突き当たりが駐車場になっていて、知床観光のもうひとつの顔、観光船乗場が有る。三角岩は知る人とぞ知る宇登呂の名釣り場。観光船乗り場のところから三角岩に出たらそこは釣りマニアの世界だ。釣り期は6月から10月くらいまで。知床と云っても釣り期はあるのです。

□ ペケレ川

 ウトロ市街の中心を流れる川で、夏から秋にかけてカラフトマスの遡上(一部サケも混じる)が見られる。市街の橋のそばから河原に下りられるので、魚の背中を触れるほどの距離で見られるほか、川沿いの遊歩道を登っていけば、産卵できるよう川底の砂利が残されているところで、産卵シーンを見ることもできる。運が良ければシマフクロウの姿を見ることもある。川沿いにはサクラの木が多く、春には隠れた花見ポイント。

□ 夕陽台

 名前通り夕陽の名所です。知床国設野営場の一角にあり、市街地やホテル街からも近いので簡単に沈む夕陽が見られる場所です。夕陽が海面を朱色に染める春から秋、流氷で白く覆われた黄金色に染まる冬、それぞれに美しく印象的です。野営場を含む夕陽台周囲には野鳥も多く、バードウォッチングにもお勧め。公衆浴場夕陽台の湯が隣接してある。
知床ウトロ温泉 市街地 (斜里町 ウトロ香川)
ウトロバスターミナルから約1km、徒歩約15分。

□ プユニ岬

夕日の名所だが流氷の展望台にも成る 知床の絶景と夕日の名所として人気上昇中!!ウトロから国道334号を知床峠方面へ5km オホーツク海、オロンコ岩・ウトロ港を一望できる。ここから眺める夕陽は広大な海や流氷原に太陽がしずんでいくスケールの大きさがよい。夏から秋、オホーツク海に仕掛けられたサケ・マスの定置網が眼下に見え、エゾシカたちが餌を求めて姿を現したりもします。水平線には能取岬も望め、写真ファンには知られた場所。歩いてもそれ程時間はかかりませんが自転車はかなり辛い。

□ 知床峠

誰が撮っても同じ絵柄に成ってしまうが 羅臼岳のやや南の鞍部を通り半島を越えて、宇登呂と羅臼間を結ぶ知床横断道路は海から森林限界まで立体的な植生分布の変化し(斜里側と羅臼側とで垂直分布の様相が異なりる)標高によって見られる植物が変化します。知床峠は標高738mとそれ程の高さではありませんが、本州中部の標高2.000m以上の山々に匹敵すると言われ、ハイマツ帯が広がり、キバナシャクナゲやコケモモのマットを車窓から簡単に見られる。好天に恵まれたなら羅臼岳と眼下に北方四島の国後半島を眺めることができ、他の峠にはない独特の景観は感銘を一層深めてくれるでしょう。宇登呂から羅臼に少し下った所に羅臼湖への遊歩道があり徒歩一時間ほどで羅臼湖までいけます。道路上からも羅臼湖や小さな湿原が見え隠れしています。知床横断道路は11月から4月までの冬期閉鎖になります。

□ 知床オーロラファンタジー

 知床の冬は、雪と流氷に覆われた白一色の厳しい自然の中にあり、かつてはオーロラも見られたと云う。極寒の中でしか見られない幻想的な自然現象、オーロラをレ−ザ−光線を使って人工的に再現、より幻想的なものに演出されているのが、冬の最大のイベントが「オーロラファンタジー」です。知床の夜空に浮かび上がる光の帯と幻想的な音楽・・知床の厳しい自然があるからこそ出来る人工のオーロラショーともいえます。本物のオーロラとはまた違った感動があります。冬の知床でいちどは見ておきたいイベントですね。2月上旬から3月上旬にかけて流氷自然公園で行なわれています。

□ 知床番屋祭

 "知床番屋祭"は1998年から開催されている知床食の祭典で例年10月中旬〜11月中旬までという期間の長いイベント。この期間内ならば、アキアジやホタテ、キンキ、ホッケ、タコ等の魚貝類にトウキビ、ジャガイモなどの農産物など、知床の新鮮な秋の味覚を存分に味わうことができます。番屋祭ではその他にも大鍋でつくった鉄砲汁やアキアジ鍋、鮭の半身を使って豪快に焼いていくチャンチャン焼き、鮭とイクラの親子丼なども用意している。それぞれ好きなものを好きなだけ取って、あとは席に用意してある七輪で自ら焼いてたべるだけ。炭火なので煙が出るが、そこは味優先で我慢ですね。暖かい服装で行きましょう、知床の秋は寒いです。

□ 知床半島を巡る

 以前と比べると観光船も増えて目的に合った観光船を選択出来るようになってきたのは嬉しいことだ。ネイチャーウォッチングボートは往路ヲ岸の近くを時間をかけて運行するので、些細な部分まで観察出来ると思います。当然ですがシャッターチャンスにも余裕があるでしょう。野生動物の観察、知床西海岸の地名と奇岩巡りや滝の探行に最もむいていると思います。野生動物に関しては逢えるかどうかは運次第ということですが、僕が以前に利用した事のあるクルーザーではまともに写真を撮るのも困難でした。少しでも知床の自然について理解を深めたいと思っている方にはネイチャーウォッチングボートが一番のお勧めですね。運行期間が7月8月と短いのが惜しい。


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