礼文島トレッキング フラワーロードと岬巡り


□ 礼文岳

 礼文島のほぼ中央に位置する標高490メートルの山で花よりも展望の山。内路登山口から山頂まで往復4時間程のハイキング気分で登れる山で、途中3回ちょっとした登りを除けば起伏の少ない尾根上に登山道が延びている。気軽にとは言って登山ね装備はそれなりにしていきましょう。頂上手前は風の通り道で思わぬ強風になる事もあるので要注意。標高300メートルを超えたあたりから除除に展望が開け山頂からは「花の島」の360度の眺望がほしいまま。利尻島と礼文島北部の眺めが良く、条件が良ければサハリンやモネロン島もみえます。内路には売店、駐車場、電話、郵便局、公衆トイレがあります。

□ スコトン岬

 島の最北端にある岬で日本最北限の地スコトン岬がある。最北限とは『北に限りない』ということだが最北端は稚内の宗谷岬だ。そんな訳でここでは何もかも最北限なのだ。観光バス終点売店の最北限のソフトクリーム、最北限の牛乳とか面白い。最北限のスコトン岬に着いたら、最初は最北限のトイレで用を済ませてから記念撮影とか散策へ出かけよう。展望台まで歩いて行くが、『この下民家あり 石を投げないように』という看板が有ったが、北海道でも有名な看板なのだそうだ。展望台からは晴れた日には遠くモネロン島サハリンを望み、眼前にはトド島があるが人は住んでいない。秋から冬にかけて、トドたちが来島し、夏はゴマフアザラシが来遊する。トド島へは事前に予約すると白浜からボートで連れて行ってもらえます。岬周辺には遊歩道もあるので散策してみるのも良い。ゴロタ岬入口から展望台経由してスコトンに向かう江戸屋山道という車道の周辺は花の時期には花畑となり悪天候で他のコースを歩けない時でも大丈夫。車の往来にはご注意を。途中に加賀藩の両替商銭屋五兵衛の記念碑がある。礼文島観光の核心部は交通網のない西海岸に集中しているため西海岸トレッキング8時間コース、4時間コースの出発地点にもなっています。

□ スカイ岬

 香深港から北へ車で約40分の西上泊の駐車場から5分程歩くとスカイ岬がある。漢字で書くと“澄海岬”、文字通り晴れた日は海が澄んで見えるところだ。日本海の荒い波浪に浸食され荒涼とした景観です。岬までの道中も花が多い。

□ 礼文林道

 香深から元地を結ぶ縦断道路の途中からウスユキソウの群生地『エーデルワイスの仲間』、礼文滝入口などを経て香深井に抜ける林道で全長約8キロメートル、およそ3時間のコースで、林道脇にも高山植物が咲き、花畑の斜面を楽しみながら歩けます。視界の良い日には利尻山、礼文岳、礼文の丘陵が見渡せますが5月から6月は霧が多く見えるだけ幸運。空気の澄んだ秋は花と展望、景色を楽しむ時期で利尻山も近くによって見え写真マニアには嬉しい季節。林道は、小型車なら通行可能で目的の所が決まっているならレンタカーを利用して時間を短縮出来ますがやはり歩くのが一番。

□ 香深〜桃岩展望台〜知床

 最初は桃岩登山道の登山口へ。此処まではバスやタクシーが利用できる。登山口より300メートルほど先にあるトンネル抜けると元地方面え、少し戻ると礼文林道の入口がある。香深〜桃岩展望台のコースは全長約8キロ、約三時間だが花を楽しみながらとなると時間には余裕を持って。登山道を進んでいくと駐車場に通じる車道と交差するが車道を進んでも登山道を進んでも桃岩展望台に出る。正面右横に桃岩、ほぼ真下の湾内には猫岩が浮かび振り返れば利尻島が洋上に浮かんでいる。(この辺は特別保護区に指定され厳重に保護されています)雨などで道が濡れているときの下りは危険なので注意して「条件によっては元地方面や礼文林道ヘコース変更も」進んでください。登山道は桃岩展望台から元地灯台の左側を通り利尻島を正面にみながら知床方面に向かって下っていく。灯台から先は林道を経てまだ新しい遊歩道を下っていくことになります。原生花園に咲き乱れる花と洋上に浮かぶ名峰利尻富士が織りなす絶景を堪能できます。知床からは交通機関も利用可能です。

□ スコトン岬〜西海岸〜香深井 (8時間コース)

 礼文島西海岸を南北に踏破するコースで歩き通しで8時間を要する。途中危険なところもあって装備は本格的な登山と同じと考えてください。コース前半は海岸と丘陵を交互に歩き、後半は長い海岸歩きで体力気力ともに充実していなければ完全踏破は望めません。まして花など楽しむどころではなくなってしまうでしょう。写真撮影や花を十分に堪能するには8時間コースを2日または3日に分けて見るのが無難な選択かも。

□ スコトン岬〜西上泊〜浜中 (8時間コース-1)

 礼文ブルーの抜けるような蒼い海、遙か彼方にサハリンを望む360度の水平線、西海岸線の断崖絶壁と何もかもがダイナミックな最高のパノラマコース。スコトン岬まではバスがあるので朝一番のバスで行こう。バス停の北にスコトン岬とトド島の展望台があるのここを起点にするのが良い。コースは須古頓の集落すぎた所に標識がありそれに従って右折す、すぐに道は二股になるが右手の道を鮑古丹に下る。この辺は海浜植物がメインでハマウツボなどもみられる。鮑古丹の海岸をすぎ簡易舗装の道を登って行くと先ほどの二股になりここからゴロタ山への登りになる「召国のお花畑まで行くなら下らず直接登るのもあり」。この辺からお花畑らしくなってきてヨツバシオガマやエゾカワラナデシコの花が道ばたに咲いている。登り切った所がゴロタ山で礼文島北部が一望出来る絶好のビューポィントだ。ここで一休みした後しばらく稜線を辿った後ゴロタ浜に下り海岸沿いの道を歩き鉄府漁港を右手に過ごし澄海岬基部を越えると西上泊の集落に到着する。ここからバス停浜中に向かうが途中に柵で囲まれた礼文レブンアツモリソウの自生地がある。保護地区の解放期間は5月後半から6月中、下旬の開花期間のみ。開花期は毎年前後するので要チェック。このコースは半分以上が車道歩きで要所にバス停があり、途中で散歩をやめバスに乗ることも可能。逆にゴロタ岬、スカイ岬、召国お花畑など見たいところだけに的を絞って行くことも可能で余り距離を歩けないけない人や、楽にプラッとしたい方にはお勧め。このコースは一般的には4時間コースと呼ばれています。距離は、スコトン岬からスカイ岬まで8〜9キロ。売店はスコトン岬とスカイ岬に、トイレはスコトン岬、鉄府、スカイ岬にあります。

□ 浜中〜西上泊〜召国〜香深井 (8時間コース-2)

 日本最北限スコトン岬から香深井への花のゴールデンルート。スコトン岬から車道、遊歩道、海岸線を歩きスカイ岬へおよそ9キロ。{1日目}スカイ岬から長い林道を歩き樹林帯を抜け砂スベリを下りアナマ岩から海岸線を抜けて宇遠内へ9.5キロ、更に宇遠内から峠を越えて礼文林道へ3キロの20qを超えるハードななコース。よほどの健脚者でなければ花を楽しみむどころではなくなってしまう。ということで2日目をスタート。スカイ岬からのコースは西上泊の南端より狭い畑の中を縫うように登って行くと浜中から召国分岐に至る林道と合流する。2日目はこの道を利用すると時間が短縮出来る。前日と同じコースを逆回りで入るが西上泊に下る手前に古いゲートのある狭い車道にコースをとると西上泊からのコースと合流する。召国分岐まではこの車道を進み分岐からコースを左にとると召国お花畑にはいる。レブンコザクラ、レブンソウなどレブンの名を冠したお花も多くなり次々現れるお花を見るのに追われる。コースはなだらかな起伏を縫って伸び幌内川の支流域に入ると樹林帯となって植物も地味な種類が多くなる。お花だけが目的ならば1日目を召国お花畑までにするという選択もいいかもしれない。さて樹林帯をすぎ笹泊山の山腹道にさしかかると岩場が見え始め、花もカラフルさを増してきて楽しめます。急な斜面「砂スベリ」を下りアナマの海岸に立つと大きな穴間岩があ。ここから宇遠内まで道なき海岸を歩くことになる。宇遠内には小さな漁港と民家が数件、休憩所があります。元々は宇遠内から地蔵岩までの海岸線を歩くコースだったが、西海岸の崩壊が激しく通行禁止。今は礼文林道へ出て香深井へ抜ける。エスケープルートとしては、宇遠内から西上泊と元地へ船を宇遠内の売店で出してくれるそうだ。車をおいている時や海から西海岸を見てみたい人にはありがたいですね。

□ 写真撮影とスケッチについて

 どんなに気に入った写真が撮れても、スケッチが出来たとしても花を犠牲にしては意味がありません。写真もスケッチも遊歩道からお願いします。写真撮影では三脚は控えてね。どうしてもという場合は1脚の使用をお勧めします。花畑に入らなくても済む長焦点レンズを用意すると良いでしょう。


猫岩 猫岩 礼文岳より 地蔵岩 礼文滝 フェリー

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