大樹町を巡る旅


□ 大樹町

 かつて6度も清流日本一に輝いた歴舟川には春になると鯉のぼりが泳ぎ海岸線には湖沼が点在し、湿原と原生花園が広がり、太平洋を見ながら温泉を満喫できる。原生花園を切り開いた牧場から今なお人跡未踏の秘境が存在する日高山脈の山麓に広がる高原の牧場まで十勝の中では見所の最も多いエリアといえる。基幹産業は酪農で名産品には乳製品が多い。宇宙開発事業等による宇宙関連の実験も行われている。

□ ホロカンヤントー

 周囲5kmの海跡湖で周辺には原生花園が広がり、春から秋にかけてガンコウラン、エゾキスゲ、クロユリなどシーズンを通して何かが咲いているが、中でも色鮮やかなハマナスの花も身も目立つ。オイカマナイトー同様春先は草原生の野鳥の姿も多い。湖岸南北2kmにわたり「十勝ホロカンヤントー竪穴群遺跡」が分布。およそ千年前の擦文文化期を主体とする竪穴住居跡の群落で道指定の文化財となり、復元された竪穴式住居が有ります。またこの辺一帯の海岸に広がる原生花園は晩成原生花園と呼ばれていますが最近は海岸の浸食で徐々に海岸線が後退し規模が小さくなってきているが気になります。

□ 生花苗沼

 晩成地区にあるオイカマナイトー(生花苗沼)は周囲12kmの海跡湖で周囲は湿原や原生花園に囲まれた沼で、夏にはカヌー、ローボート、マリンジェットなどのマリンスポーツがに訪れる人も多くなる。晩成温泉周辺に広がる原生花園では白いハマナスが咲くことで知られたところだが今でも少ないがらも白いハマナスは見られるという【白いハマナスは道北の初山別村でも見た事がある】タンチョウをはじめ数多くの野鳥の生息地としては道内でも有数の野鳥の場所と言われる。

□ 晩成キャンプ場

 晩成温泉から500m程沼側に寄った行った丘の上にあり太平洋を一望することができる開放的な雰囲気のキャンプ場だが風の強いときは辛い。施設は必要最低限とシンプルだが必要な物は揃っている。サイトは綺麗な方でセミオートキャンプ場というスタイルだ。使用料金は1000と割高で温泉もと考えたら晩成温泉に泊まった方が良いという感じも有るがそこは考え方次第だろう。近くのオイカマナイトーではカヌー・ローボート・マリンジェットなどを楽しむ人が多いがこちらは比較的静かに過ごせるでしよう。原生花園のシーズンがお勧め、ペットは盲導犬のみ許可、キャンプ場の使用は晩成温泉で受付となります。
◇受付 晩成温泉フロント TEL:01558-7-8159

□ 晩成温泉

 国道336号線を大樹町から浦幌方面に進み右手に『寺嶋商産』と温泉の案内板がある所で右折、町道を道なりに進むと晩成温泉とキャンプ場がある。キャンプ場との違いは低料金の割には充実した温泉だと云うこと、で家族旅行などにはよいかも。宿泊は隣接する『原生花園』か晩成温泉コテージを利用することになる。十勝で唯一雄大な太平洋を望みながら入浴できる温泉だ。シーズンには原生花園が楽しめバードウオッチングも可能。釣りはオールシーズンに近いほどなにかが釣れているが、秋の鮭釣りと冬はワカサギ釣りが人気あります。
◇大樹町字晩成 TEL:01558-7-8159

□ 晩成社

 十勝農業の歴史は『十勝開拓の祖』とよばれる依田勉三率いる晩成社移民団が開拓使より開墾の許可を受け、明治16年に十勝の下帯広村(現在の帯広市)に入植したことに始まる。3年後の明治の明治19年に大樹町に晩成社当縁牧場を開設し、畑作と酪農経営を始め明治35年からバター作りやチーズの試作など着手する。その時代を先取りした酪農経営の展開は大樹農業の基礎を築き上げた。現在の生花地区には復元された当時の住居やサイロ跡、勉三が詠んだ『もみじひら歌碑』が残されている。◇大樹町生花
◇GPS:

□ 晩成牧場

 太平洋沿いに続く原生花園を背にした大樹町晩成地区にある大樹町の町営牧場、光地園牧場に比べればはるかに小さいが原生花園を切り開いて作った牧場だけにカンゾウの花が牧草に混じって咲く。生花苗沼を見下ろす小高い丘の上に白い建物が建っていてテラスから生花苗沼を一望できますが建物は牧場の管理棟なので入り口のゲートが閉まっている時は入れません。そんな時は手前の道から生花苗沼の眺望と花をを楽しみましょう。運が好ければ丹頂夫婦に逢えるかもしれません。牧草地内には入らないように。◇大樹町晩成
◇GPS:

□ キモントウ沼

 ジュンサイ採りで知られるキモントウ沼は静かな沼だ。周辺は渡り鳥の飛来地になっているが国の特別天然記念物・タンチョウの生息地でもある。ジュンサイの摘み取りは6月下旬頃から始まり8月半ばごろまで続く。小さな手こぎ舟の船首に座り水中に手を入れ新芽や若芽を摘み取っている光景は大樹の風物詩ですね。ジュンサイの瓶詰は道の駅・コスモール大樹でも販売されている。だた沼の近くに行くルートが・・・

□ 柏林公園

 大樹町役場の北側に広がる公園で、柏の古木が生い茂りエゾリスも時折姿を見せることもある程に自然が残されている。SLの展示やジグザグ型に続くフジ棚は全長約150mにも及ぶ。園内には野外ステージや噴水、バリアフリーサービス車椅子用トイレ も有り催しなどにも対応できる。シーズンになるとさわやかな香り漂わせながらフジ棚いっぱいにに咲き誇り見事だ。東屋にベンチやテーブルもあり、のんびりするには良い場所だ。◇大樹町柏木町51番地

□ 大樹町萌和山森林公園 萠和山展望台

 萠和山(モイワ山・標高158m)は市街地の北側に位置し、展望台からは大樹町の市街地から日高山脈と山麓に広がる光地園牧場などを望む眺望が自慢の公園で、開拓時代から『御神木』と尊ばれてきた推定樹齢250年以上のカシワの巨木が残されカラマツ林の端にその威容を誇っている。麓にはふもとには菖蒲園もあり憩いの場として親しまれている。
GPS:

□ 歴舟川清流鯉のぼり

 日高山脈に源をもつ歴舟川は、昭和62年以降6回も「日本一の清流」に輝いた清流だが、中流域に大規模な牧場などが出来て、その流れは見た目以上に汚染が進んでいると思わざるを得ないのだが、それでも圧倒的に澄んだ水は清流日本一を実感させる。延長64.7km、中流域で中の川、ヌビナイ川などの支流を集め太平洋へ注ぐ川は大樹の町だけを流れる。毎年4月下旬から5月初旬までの期間だが、歴船川を横断する国道236号線の大樹橋より上流50mの所で歴船川の川幅いっぱいに泳ぐ一杯清流鯉のぼりは壮観。小さいサイズの鯉のぼりが子供の撮影用スポットとして河川敷内に別にあります。

□ 開進のカラマツ

 国道236号を大樹町から広尾町に向かって進み市街地を抜けると広々とした草地が開け右手にカラマツの森が見えてきます。開進のカラマツのある北開神社の森です。神社の中央部後方のカラマツの中で一際大きく周りを威圧するように聳えているのが御神木といわれる開進のカラマツで十勝管内で最も古いカラマツと言われている。平成19年の調査で胸高直径93.8cm、樹高26.3m、昭和43年に「北海道の名木」に指定、昭和48年には北海道の「記念保護樹木」に指定されている。北海道ではカラマツのことを針葉樹なのに紅葉し葉を落とすことから落葉「ラクヨウ」と呼ぶことが多い。カラマツの林に育つアミタケ類のキノコも区別せずにラクヨウと呼ばれる。◇大樹町字開進
◇GPS:


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